今日は家族の絆を深める関西の伝統行事について話しときますわ。
関西の端午の節句は菖蒲湯やん
みんなは端午の節句に何をするん?
関東では男の子の元気な成長を願って鯉のぼりを飾ったり、兜や武具を飾ったりするけど、関西はちょっと違うねん。関西では端午の節句を「菖蒲の節句」と呼んで、菖蒲湯に入ったり、菖蒲酒を飲んだりするんや。菖蒲は悪い気を払うと言われてるからやねん。男の子だけじゃなくて、女の子や大人も一緒になって菖蒲湯に入るんや。これが家族の絆を深めるワケやで。
関東と関西が違う理由
で、なんで関東と関西で端午の節句が違うかって?
実はこれ、歴史的な背景があるねん。昔、関東は武士が多かったから、武士道を育むために男の子に兜や武具を飾って勇ましく育てようとしたんや。
その点、関西は商人が多かったから、商売繁盛や健康長寿を願って菖蒲湯に入ったり菖蒲酒を飲んだりしたんや。商人は武士と違って家族全員で仕事をすることも多かったから、家族団らんも大事にしたんやで。
俺も子供の頃は毎年端午の節句に菖蒲湯に入ってたで。風呂に菖蒲の葉を浮かべて、いい香りに包まれながら家族でおしゃべりしてたわ。風呂から上がったら、おとんが買ってきた菖蒲酒をちょっとだけ飲ませてくれたんや。甘くて美味しかったわ。おかんは菖蒲餅や柏餅を作ってくれたんや。もちもちしてて美味しかったわ。家族で楽しく過ごすことができたで。
ちまきは家で作るもん
毎年の恒例でちまき作りしてんねん。関西では端午の節句に食べる習慣があるねん。竹の葉で包んだもち米に、あんや豆などを入れたもんや。見た目はちょっと地味やけど、味は絶品やで。
ちまき作りは、子供たちも大好きなイベントやねん。竹の葉を綺麗に洗って、もち米を炊いて、あんや豆を用意して、包んで、蒸して…という工程を一緒にやんねん。子供たちは竹の葉で包むのが楽しくて、いろんな形に挑戦しとるわ。四角いちまきや三角いちまき、丸いちまきや長いちまき…。中身がどうなってるかは分からんけど、それもまた楽しみやねん。
ちまき作りは、家族の絆を深める良い機会やと思うねん。竹の葉の香りやもち米のふわふわ感、あんや豆の甘さや塩味…。それぞれの味が混ざり合って、一つ一つ違う味わいになるねん。それを家族で分け合って食べるときは、幸せな気持ちになるねん。子供たちは「うめぇ❗」って言ってくれて、妻ともにこにこしながら食べるねん。
今でも端午の節句は家族で菖蒲湯に入ることがあるわ。子供も大きくなったけど、まだまだ甘えたいときもあるんやで。家族で一緒に入ったあとにはちまきも食わんと。家族の絆を深める関西の伝統行事、みんなもぜひ試してみてくれや。