おせち料理

関西でいうおせち料理

お正月といえば、おせち料理。関西では、おせち料理にはそれぞれに意味があって、縁起を担いで食べるんやで。今回は、関西の伝統的なお正月料理とその意味について、家族との会話を交えながら紹介していこうと思う。

まずは、黒豆。黒豆は「まめに働く」という言葉にかけて、健康や仕事運を願うんや。黒豆は甘く煮てあるから、子供も好きやろう。うちの子供たちは、黒豆を見ると「お父さん、今年もまめに働いてね」と言うてくれるんやけど、それは嬉しいのか悲しいのかわからんなあ。

次に、数の子。数の子は「子孫繁栄」を意味するんや。数の子は魚の卵やから、たくさんの子供が生まれるということやね。うちの嫁さんは、数の子を見ると「お父さん、もっと子供が欲しいわ」と言うてくるんやけど、それは冗談なのか本気なのか笑ってええのか悩むところや。

そして、昆布巻き。昆布巻きは「喜ぶ」に通じるから、「よろこび」を表すんや。昆布巻きは昆布で魚や肉を巻いて煮たものやね。うちの親父は、昆布巻きを見ると「お父さん、これが一番好きやわ」と言うて食べるんやけど、それは本当なのか嘘なのか。

最後に、紅白なます。紅白なますは「紅白」にかけて、「めでたい」を意味するんやで。紅白なますは大根と人参を千切りにして酢で和えたものやね。うちの母さんは、紅白なますを見ると「お父さん、これが一番苦手やわ」と言うて食べないんやけど、これこそ本音なのか建前なのかわからんわ。

関西の地域で違う雑煮しっとる?

正月でも雑煮は食べるやろ?関西では、おもちは丸っこくて白くて、汁は醤油味が多いけど、実は地域によってバラエティー豊かなんやで。

例えば、京都府や滋賀県では、おもちは四角くて黒くて、汁は白味噌味やで。
黒いおもち?白味噌?それってどんな味なん?って思ったやろ?

黒いおもちは、黒砂糖を混ぜたものやねん。甘さがあって、白味噌とぴったりなんや。白味噌は、甘みとコクがあって、まろやかな味わいやねん。具材は、大根やにんじん、里芋なんかの根菜や、とり肉やとうふなんかが入ることが多いで。

兵庫県のお雑煮は大阪と同じように丸い白いおもちと醤油味の汁が使われるけど、但馬地方では四角い黒いおもちと白味噌味の汁が使われるねん。また、播磨地方では丸い白いおもちと赤味噌味の汁が使われるねん。具材は地域によって違うけど、野菜や魚肉練り物なんかが入るんやで。

ほかにも、奈良県のお雑煮は、おもちは丸っこくて白くて、汁は醤油味が多いけど、特徴的なのは、汁におもちを入れる前に焼いて香ばしくすることやで。具材は、ほかと変わらん。奈良のお雑煮は、焼いたおもちの香ばしさと醤油味の汁がぴったりなんやで。

みんなもぜひ試してみてや。

以上が、関西の伝統的なお正月料理とその意味や。家族と一緒に食べて、新年を楽しく迎えようや。関西弁でええ感じにお正月を過ごそうぜ❗

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